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​銀鱗文庫ミニギャラリー vol.29

■ 2023年7月27日(木)~8月21日(月)

  早武忠利
 「生きるための魚の口」展

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サカナは歯がないと死んでしまいます。流動食とか義歯が用意できる人間とは違うのです。生きることに歯は直結。だから、サカナの歯にはアッと驚く秘密が隠されています。歯がなくなっても、すぐに次の歯が使えるように、口の中にはスペアの歯が準備されています。人間と違って、何度も生え変わるのです。餌の少ない深海に生きるタチウオの歯は、獲物を逃がさないために、釣り針のような形をしています。サメの口、アンコウの口、どれもまあ、ホントよくできているのです。お魚かたりべの早武先生の骨コレクションから、そんなサカナの口だけにフォーカスした展示です。

早武忠利

(はやたけ ただとし)

 

[プロフィール]


水産庁長官任命 お魚かたりべ、(一社)大日本水産会 魚食普及推進センター、東京湾再生官民連携フォーラム江戸前ブランド育成PT。
琉球大学農学部卒、東京大学大学院農学生命科学研究科修士課程終了。専門は保全生態学、生態学、形態学。

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